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利用規約の作り方本を読んだ。なぜ読んだのかと、エンジニアとしてのキャリアについて。

「良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方」という本を読みました。 書評というより、読むに至った経緯、きっかけについてまとめてみます。

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良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方

今回読んだ本

今回は良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方(雨宮 美季 (著), 片岡 玄一 (著), 橋詰 卓司 (著))という本を読みました。
文字通り、利用規約の作り方が書いてあります。

Webサービスの利用規約の作り方を解説した本の中では定番といえ、レビューは豊富にあるので、ここでは紹介にとどめます。
この本には、弁護士の視点でWebサービスの利用規約の作り方がまとまっていて、なぜこの条項が必要かが事例を元に解説されています。
そのため、かなりリアリティがあり、納得できる内容となっています。

巻末にはサンプルとなる利用規約が載っており、こちらも大変参考になるというもの。
こちらのサンプルに、提供するWebサービスに応じて必要な部分を付け足せば利用規約ができるイメージがつけられるものとなっています。(ただし、最終的には弁護士の確認が必要になりそう。)

なぜエンジニアなのに手に取ったのか

エンジニアとして技術的な部分しか担当していなければ、利用規約の知識が必要になるケースはまれといえます。
しかし、今回この本を手に取ったのは、「個人サービスを開発しているから」です。

ここ1年くらい個人サービスを開発しており、最近ようやくリリースが見えてきました。
そこで、個人サービスであっても「利用規約が必要」と判断し、しかし弁護士に頼むお金もないので「自分で作る」ということになりました。

もちろん、個人サービスということで利用規約などを作らないという選択肢もあり得ます。
しかし、今回用意しようと思った理由はいくつかあります。

  • 個人開発ではなく、サービスとしての完成度高め、ユーザには安心・納得して使って欲しいため。
  • キャリアアップに繋げるため。
  • 利用規約の作成を楽しむため。

この中でも「キャリアアップに繋げるため。」という理由は少し特殊です。
Webサービスが成功する、つまり「流行る」のは結構まれで、「使われない」ことの方が多いと思っています。
そのため、今回自分が作っているサービスも「流行らないのでは」という不安もあり、しかし時間を掛けて開発するので、何かしら自分にとってプラスになるようにしたい、という思いがあります。

少しネガティブになりますが、もし開発したサービスが流行らなかったとしても、、、

  • 技術的なチャレンジにより、新しい知見が得られる。
  • 利用規約など、Webサービスのリリースに必要な知見が得られる。

このような新しい知見を得ることは今後のキャリアにつながるという訳です。
それによって、新しい仕事ができるようになったり、担当領域が広がって人材的な価値があがり、最終的には収入アップに、、、という目論みがあります。

これらを判断すると、自分の今後のキャリアにとっては「利用規約を自分でつくってみる」経験はプラスになり、そのために「時間を投資してもいい」と判断したということです。

と、立派そうなことを書きましたが、自分は「目的」よりも「手段」を楽しむ傾向が強く、実際には「利用規約を作る」というプロセスを楽しみたいという思いが強いのも事実です。

まとめ

毎月1本ブログ記事を書きたいと思っていたのですが、今月はなかなかネタが無く。。。
学習の面からすると、kubernetesをやっていましたが、まだブログにまとめるほどの知識があるわけではないので、今月は最近読んだ本の紹介をしてみました。

とはいえ、本のレビューはAmazonを見てもらったら十分といえるので、ここでは「つれずれ」ということでなぜこの本を読んでみたのかという個人的な心境を整理してみました。

日々いろいろとどのようにキャリアを作っていくのか、、、どうなりたいのか、、、
悩みながら時間を使っていますが、このように小さい投資を積み重ねることで、数年先はよりよい仕事ができるようになっていたい、と思っています。