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YouTubeの翻訳依頼機能が終了。提供した身として思うこと。

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YouTubeの翻訳依頼機能が終了

YouTubeの翻訳依頼機能が終了する理由

本日、YouTubeより、翻訳依頼機能(コミュニティなどの有志が動画に翻訳などの字幕を提供する機能)を終了することを発表。
自分のところにもメールが。
メールによると、終了する理由は主に以下の3点の様子。

  • スパム
  • 嫌がらせ行為
  • 低品質な翻訳

そしてさらに、提供された字幕はほとんど使われておらず、それよりも自動生成など、他の手段で作成された字幕がより多く使われているとのこと。

この機能が終了する根拠はとても納得感があります。
とはいえ、残念なことに変わりはなく、 実際にこの機能を利用した身から思うことを(せっかくだから)まとめてみたいと思います。

提供しても公開されない

さて、微力ながら自分も7回の翻訳を提供したことが。(中には共同で作成して提供したものも。)
しかしその中で実際に公開されたのはたったの1つ。

公開してもらうため、チャンネルの管理者にメールを(英語で)送るも、基本的には「無視」されてしまいます。
もちろん、その際は

「あなたの動画はとても良く、日本でコンピュータを学ぶ人にも是非見て欲しいと思って翻訳を作った」

という趣旨も含めており、読んでいればまず前向きに考えてもらえるはず。
そのため管理者はほとんどメールを見ていないか、それかYouTubeの話にもあった「スパム、嫌がらせ」が多く意図して「見ていない」可能性も。。。

結局、全く公開されないためモチベーションが低下し、辞めてしまったという経緯があります。
そして唯一公開されたのが以下の動画。

トランジスタの働きと仕組みをユーモアを交えて紹介している素晴らしい動画。

この日本語字幕は自分が提供したものです。
それも、一番最初に作った字幕。

品質が「高い」とは全く思っていないものの、少なくとも動画の内容が理解できるように作ったつもり。 彼にメールを送るとシンプルに「Thank you」ということと、公開した旨を返信してくれ、すぐに自分の日本語翻訳が有効に。

素晴らしい経験ができたと大変喜んでいたものの、その後は振るわず。。。
後の6本はまだ公開されていません。

今後の懸念

YouTubeでは技術を分かりやすく解説している海外のYouTuberがたくさんいて、自分も英語は得意ではないですがよくお世話になっています。
とはいえ、やはり言語の壁はとても高いと思っており、これを日本語でみられればなぁと思うこともしばしば。

現状でもいくつかの動画には日本語の字幕が提供されており読むこともできるのですが、翻訳依頼機能がなくなれば、今後、英語の動画に日本語に字幕はほとんど無くなるものと思われます。
(投稿者が日本語の字幕を作る可能性は低い。)

そんな中、自分もこの現状に何か貢献できることがあるのではないか、とプログラミングを教える仕事をしている身としては日々思っています。

まとめ

  • 翻訳提供機能が終了
  • 今後はいい動画に日本語字幕がつかなくなる可能性
  • 機能が終了するのは妥当だが残念