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オンライン会議における盗撮の対策

オンライン会議での盗撮とは?

新型コロナ禍の影響でZoomやTeamsなどによるオンラインビデオ会議を使う機会が増えましたね。
自分もほぼ毎日のようにこれらのサービスを使っており、その便利さを享受しています。
一方で、利用者としての新しい「モラル」が問われているのでは?と思うことが多々あり、その一つが盗撮です。

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盗撮

オンライン会議では、利用者がWebカメラをONにして「顔」を合わせてコミュニケーションできるところが特徴。
これによりリアルで顔を合わせるのと同じように「雰囲気」を感じ取ることが可能となっています。
しかし、この様子を参加者の許可無く、こっそりスクリーンショットを撮影している、いわば「盗撮」をする人がいる模様。

「盗撮」とは、その人の許可無く「こっそり」写真を撮ること。それはオンライン会議においても同じと考えています。
しかし、まだオンライン会議が普及して間もないためか、この盗撮行為を「悪いこと」と認識しておらず、Slackなどで拡散してしまう人も。(前提として、自分はオンライン会議における「盗撮」は悪いことだと認識しています。)

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スクショをSlackなどで拡散

自分は「勝手に写真をとられる」ことは嫌だと感じるため、この行為に正直「ぞっ」としてしまいます。
悪気はないことは重々承知しているため、それについて特にクレームを言ったりしないものの、どうしても「この人はスクショをとって自分の知らないところで拡散しているかもしれない」という疑念が拭えなくなってしまいます。(「している」ことを証明するのは簡単だが、「していない」ことを証明するのは困難。)
これは、他人の秘密を裏で暴露するひととは親身に話せないのと同じこと。

もし、自分と同じ考えの人がいる場合、盗撮するひとは無意識のうちに評判を下げていることになり、「不利益」となります。

盗撮への対策は?

スクリーンショット機能は、macやWindows、iPhoneなどに入っているOSという、アプリを実行する基盤となるソフトウェアが提供している機能。
そのため、基本的にアプリ(ZoomやTeams)などはユーザがスクショを撮る機能を制御はできません。
よって、現状、根本的な対策は不可能です。

しかし、どうしても撮影されるのは嫌、という人のために、対策を考えてみました。

「スクショNG」の意思表示

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スクショNGの意思表示をしよう。
Zoomでは、表示名を変更する機能があります。ここで、「スクショNG」という意思表示をします。

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名前を変更して、意思表示しよう。

このようにすることで「写真を撮られたくない」と意思表示することができます。
これでも技術的には「スクショは可能」になりますが、撮影する人への抑止力が期待できます。(もし「スクショNG」と書いてあるひとを撮影して拡散しようものなら周囲の人にモラルを疑われ、不利益を被ることが予想されるため。)

Zoomの名前の変更方法。(ミーティングのホストが「自分自身の名前を変更」をOFFにしている場合は名前を変更できません。ホストに名前変更をONにしてもらうように頼んでください。)

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名前の変更方法

  1. 「参加者」をクリック。
  2. 右側に表示された参加者一覧より、自分のアカウントにマウスを合わせて「詳細」ボタンをクリックし、「名前を変更」から変更。

なお、ホストに名前の変更を許可してもらうように頼む場合は、以下の手順を共有してください。

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【ミーティングのホスト(主催したアカウント)でしかできません!】名前の変更を許可する方法。

  1. 「セキュリティ」をクリック。
  2. 「自分自身の名前の変更」をクリックしてチェックを入れる。

ビデオをOFFに

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ビデオをOFFに。
これは周囲の人の協力が必要ですが、ビデオをOFFでミーティングすることです。
事務連絡が多い場合はビデオをOFFにしても良いでしょう。

というか、基本的にビデオをOFFにしてもだいたいのビデオ会議は可能です。
ネットが重くなったり、PCが遅くなったりすることへの対策にもなるため、基本的にビデオはOFFという習慣にすれば良いと思います。
いずれにせよ、「誰か一人だけOFF」というのは雰囲気として難しい場面もあります。そのため、「全員OFFで」というルールにしておく方が良いでしょう。

スクショNGのルール化

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スクショNGのルール化
これはどちらかというと、ホストが参加者への配慮をしよう、という対策になります。
特に、参加者が多くなってくると「スクショを撮られたくない」という人がいる可能性が高くなります。
そこで、ミーティングの冒頭で「このミーティングの様子をスクリーンショットで撮るのは禁止です」というルールを周知します。
名目は「セキュリティ上」で良いでしょう。納得感があればOKと思います。

まとめ

オンライン会議での盗撮について、自分の意見をまとめてみました。
「ストレスを感じること」は習慣化の障害に。ある程度みんなが気持ちよく実施できることは、良い習慣の継続につながると考えています。

オンライン会議で他人の許可なく撮影を行うのはやめた方が良いでしょう。
そして、保険的な対策ではありますが、それぞれ対策を実施して根本的な解決(OS側がスクショ防止の機能を実装する)まで待ちましょう。

(関連話)オンライン会議用のイヤホンしていますか?

オンライン会議をスピーカーでやっているならイヤホンでやるようにしましょう。
相手は自分の声が反響して聞こえ、不快な思いをします。(自分も嫌というほど経験済み。)
※自分は言うなればオンラインセミナーの講師をしているため、1日のほとんどをZoomを繋いで過ごします。

僕は以下のマイク付きイヤホンを利用しています。
安いですが、軽くて小さいので長時間でも耳がとても楽です。